HG-3020: 極プロットの操作

本チュートリアルでは、データファイルからの極プロットの作成、および数学関数を用いた極プロットの追加と作成を行う方法について学習します。

Build Plotsパネルには、次のいずれかの方法でアクセスできます:
  • ツールバーのBuild Plotsボタンをクリック
  • メニューバーからCurves > Build Plotsを選択

Build Plotsパネルでは、1つのデータファイルから複数のカーブやプロットを構築します。カーブは、1つのウィンドウ内に重ねて置かれるか、或いは、各カーブが新しいウィンドウに割り当てられます。個々のカーブは、Define Curvesパネルを使って編集することが可能です。



図 1.
Define Curvesパネルには、次のいずれかの方法でアクセスできます:
  • ツールバーのDefine Curvesボタンをクリックします。
  • メニューバーからCurves > Define Curvesを選択します。

Define Curvesパネルを使用すると、既存のカーブを個々に編集したり、現在のプロットに新規カーブを追加することができます。また、Define Curvesでは、プログラムの数値処理機能(カーブカリキュレータ)へアクセスすることもできます。



図 2.

データファイルから極プロットを構築

  1. メニューバーからFile > New > Sessionを選択し、セッションのコンテンツを破棄します。
  2. プロットタイプメニューからPolar Plot を選択します。
  3. Build Plotsパネルに進みます。
  4. ファイルブラウザボタンを使って、plottingフォルダーにあるmodal_participation.f06ファイルを開きます。
  5. Subcase:欄は、Subcase 11に設定されたままにします。
  6. Data Type:欄は、Frequencyに設定されたままにします。
  7. Type:の列からModal Participationを選択します。
  8. Request:の列からFLUID Node 5417を選択します。
  9. Component:の列からMode 1Mode 3Mode 5を選択します。
  10. Applyをクリックし、極プロットを作成します。
    ベクトルが100.0Hzの振動数でプロッティングされます。
    図 3.
  11. プロット領域の下部左側でリストされている振動数の値をクリックし、Frequencyダイアログにアクセスします。
  12. 振動数128.0Hzを選択し、OKをクリックします。
    ベクトルが128Hzの振動数でプロッティングされます。
    図 4.

極データの追加

  1. Page Layoutボタンを使って、page 1のウィンドウレイアウトをウィンドウ2つのものに変更します。
  2. 右側のウィンドウをアクティブにします。
  3. 新しいウィンドウのプロットタイプをPolar Plotに変更します。
  4. Define Curvesパネルに移動します。
  5. Add R/Iを選択して、 Curve 1という名の新しい極プロットを追加します。
  6. Curve 1欄にSummationと入力してCurve:から名称変更し、Enterキーを押します。
  7. Sourceの下でMathを選択します。
  8. Frequency=欄にp1w1c1.fと入力します。
    Frequency=欄に指定することで、HyperGraphは各振動数について合計ベクトルを計算します。ここでは、合計ベクトルは、特定の周波数が選択された際にアニメーション表示または更新することが可能です。
  9. Real =ラジオボタンを選択し、SourceとしてMathを選択します。
  10. Real =欄にp1w1c1.yr + p1w1c2.yr + p1w1c3.yrと入力します。
  11. Imaginary =欄にp1w1c1.yi + p1w1c2.yi + p1w1c3.yiと入力します。
  12. Type:欄をVector Plotに設定します。
  13. Applyをクリックし、極プロットを作成します。
  14. window 2の右側の下部左側領域でリストされている振動数の値をクリックし、Frequencyダイアログにアクセスします。
  15. 振動数128.0Hzを選択し、OKをクリックします。
    ベクトルが128Hzの振動数でプロッティングされます。
    図 5.
  16. Type:欄をPhase vs Magに変更します。
    注: すべての振動数についてのPhase vs Magnitudeカーブが、異なる振動数におけるベクトルの先端を繋いだラインとして示されています。
    図 6.
  17. アニメーションスタートボタンをクリックします。
    注: リスト内の各振動数の値について、アニメーション内でベクトルの和が更新されます。