CORAおよびISO-18571

HyperGraph 2D Curve Correlationダイアログを使用し、さまざまな相関アルゴリズムを用いて注釈の形で相関メトリックを見つけることができます。CORAおよびISO-18571機能は、テストとCAEデータの相関関係を計算します。

CORA
Correlation Analysis(CORA)は、CAEとテストデータの信号間の相関メトリックを時刻歴の形で計算します。コリドーとクロス相関の両方を含み、これらは独立して計算され、組み合わされて総合的なエラーを与えます。エラー計算は、計測された時刻歴(Test)または計算された(CAE)時刻歴のいずれかに偏り、前者が最も一般的です。
CORA(CORRIDOR)
Corridor法(CR)は、コリドーフィッティングを用いて2つの信号間の相関を計算します。エラー計算は、計測された時刻歴(Test)または計算された(CAE)時刻歴のいずれかに偏り、前者が最も一般的です。
CORA(CROSS CORRELATION)
クロス相関法(CRCR)は、位相シフト、サイズ、進行度を計算することで、2つの信号間の相関を計算します。これら3つの値の重みから、合計のクロス相関評価が得られます。
ISO-18571
ISOメトリックは、異なるタイプのアルゴリズムを組み合わせて、CAE信号とTest Data信号の間で信頼性とロバスト性の高い評価を時刻歴の形で取得します。コリドー、位相、大きさ、傾斜を含み、これらは独立して計算され、それらを組み合わせて総合的なISO評価を与えます。エラー計算は、計測された時刻歴(Test)または計算された(CAE)時刻歴のいずれかに偏り、前者が最も一般的です。

Curve Correlationダイアログのオープン

  1. FileメニューからFile > Open > Plotをクリックし、Create Curves by Fileダイアログを開きます。
  2. Open Fileダイアログから作業ディレクトリに移動し、開いてカーブをプロットするファイルを選択します。
  3. Plotブラウザから参照カーブを選択し、右クリックしてCurve Correlationを選択します。
  4. Correlation Typeドロップダウンメニューから、相関の計算手法を選択します。


    図 1.
  5. Coraを選択し、以下のオプションを表示させます。


    図 2.
  6. デフォルト設定を保持するか、もしくは要件に応じてデフォルト設定を変更し、Plotをクリックします。

    プロットウィンドウ内に相関メトリックを含んだ注釈が表示されます。

Input Options

Reference Curve
Plotブラウザから参照曲線を選択するか、IDのリストを入力します(例えば、1-4)。
Correlation Curve IDs
個々のIDまたはIDのリスト(例えば、5-7)。
Correlation Type
サポートされている手法には、以下のものがあります:
  • SGCM
  • Wifac
  • Cora(cross correlation)
  • Cora(Corridor)
  • Cora
  • ISO-18571

Cora Parameters

Evaluation Interval Parameters
詳細
A_THRES
評価区間の開始を設定するしきい値。0から1の間で変化します。
B_THRES
評価区間の終了を設定するしきい値。0から1の間で変化します。
A_EVAL
自動的に計算される評価区間。0から1の間で変化します。
B_DELTA_ENDis
自動計算されている場合は、評価区間の終了を短くします。0から1の間で変化します。
Tmin/ Tmax
評価区間の開始時間と終了時間を定義します。
Corridor Parameters
詳細
K
コリドーの評価を計算するための指数係数(進度)。
G-1
コリドーの評価の重み係数。
a0
内および外コリドーの幅。
b0
外および外コリドーの幅。
a_sigma
内コリドーを広くするための標準偏差の因子。
b_sigma
外コリドーを広くするための標準偏差の因子。
Cross Correlation Parameters
詳細
D_MIN
評価の区間を計算します。0から1の間で変化します。
D_MAX
評価の区間を計算します。0から1の間で変化します。
INT_MIN
区間の最小オーバーラップ。0から1の間で変化します。
K_V
進行度評価Vの計算の指数係数(進行度)。
K_G
サイズの評価Gを計算するための指数係数(進行度)。
K_P
位相シフト評価Pの計算の指数係数(進行度)。
G_V
進行度評価の重み係数。
G_G
サイズ評価の重み係数。
G_P
位相シフト評価の重み係数。
G_2
クロス相関法の重み係数。
Signal Parameters
詳細
MIN_NORM
二次軸の特別処理を開始するリミット。0から1の間で変化します。
Y_NORM
Y_NORMの計算のタイプ; オプションにはextremumまたはvalueが含まれます。
WF_NORM
重み係数の正規化; オプションにはYESまたはNOが含まれます。

ISO-18571を選択し、以下のオプションを表示させます。



図 3.

ISO-18571 Parameters

Evaluation Interval Parameters
A_THRES
評価区間の開始を設定するしきい値。0から1の間で変化します。
B_THRES
評価区間の終了を設定するしきい値。0から1の間で変化します。
A_EVAL
自動的に計算される評価区間。0から1の間で変化します。
B_DELTA_END
自動計算されている場合は、評価区間の終了を短くします。0から1の間で変化します。
Tmin/ Tmax
このキーワードは、評価区間の開始時刻と終了時刻を定義します。
Corridor Parameters
K
コリドーの評価を計算するための指数係数(進度)。
W_Z
コリドーの評価の重み係数。
a0
内および外コリドーの幅。
b0
外および外コリドーの幅。
a_sigma
内コリドーを広くするための標準偏差の因子。
b_sigma
外コリドーを広くするための標準偏差の因子。
Cross correlation Parameters
W_P
位相スコアの重み係数。
W_M
大きさスコアの重み係数。
W_S
傾斜カーブの重み係数。
Signal Parameters
MIN_NORM
二次軸の特別処理を開始するリミット。0から1の間で変化します。
Y_NORM
Y_NORMの計算のタイプ; オプションにはextremumまたはvalueが含まれます。
WF_NORM
重み係数の正規化; オプションにはYESまたはNOが含まれます。

Cora Display Options

Phase(P)
Phase値を表示します。
Progression(V)
Progression値を表示します。
Size(G)
Size値を表示します。
Total Correlation Rating(C2)
Total Correlation Rating値を表示します。
Total Cross Correlation Rating(C1)
Total Cross Correlation Rating値を表示します。
Corridor Rating
Corridor Rating値を表示します。
Reference Curve Label
Reference Curveラベルを表示します。
Correlation Curve Label
Correlation Curveラベルを表示します。

ISO-18571 Display Options

Total Correlation Rating(C2)
Total Correlation Rating値を表示します。
Phase Rating(EM)
Phase Rating値を表示します。
Rank
Rank値を表示します。
Magnitude Rating(EP)
Magnitude Rating値を表示します。
Corridor Rating
Corridor Rating値を表示します。
Slope Rating(ES)
Slope Rating値を表示します。
Reference Curve Label
Reference Curveラベルを表示します。
Correlation Curve Label
Correlation Curveラベルを表示します。