並進IC

並進ICセットツールを使用して、1つまたは複数のパートの並進速度を定義します。

速度初期条件を使用すると、パートを所定の速度で即時に動作させることができます。この方法では、速度ゼロから始まるプロファイルファンクションを持つ速度アクチュエータを使用する場合とは異なり、「ランプアップ」時間は必要ありません。

場所:モーションリボン、荷重グループ、速度IC

速度ICアイコンの上にマウスカーソルを合わせると表示される サテライトアイコンをクリックして、モデル内のすべて初期条件のリストを表示します。

並進ICセットの追加/編集

  1. セットに追加するパートを選択します。
    注: また、剛体グループを選択したり、ボックス選択を使用して複数のパートを選択したりすることもできます。
  2. をクリックしてセットを完了します。

初期条件セットを作成すると、編集モードになります。Ctrlキーを押しながらクリックして、パートをセットに追加したり削除したりします。初期条件表を使用して、セットに含まれているパートを表示します。

ヒント:
  • Ctrlキーを押しながら並進ICツールを選択して、最後に作成したICセットを編集します。
  • パートの選択方法に応じて、ICの方向を制御できます。
    • フェイスが選択されている場合は、ICは選択されている面に直角になります。
    • 穴が選択されている場合は、ICは穴の軸に合わせて位置合わせされます。
    • パートがボックス選択されている場合は、ICはボックス選択ウィンドウに対して垂直になります。
  • 同じパートに同じタイプのICを複数搭載するとエラーが発生します。モデルブラウザのコンテキストメニューの除去オプションを使用して、ICを削除できます。
  • 速度ICアイコンの上にあるカウンターには、可視・非表示のICの数が表示されます。
  • 特定のパートの速度ICの影響を分離して把握する方法の一つは、そのパートの接続を除去し、重力をオフにして、モーション解析を実行することです。

マイクロダイアログオプション

マイクロダイアログにあるオプションを使用して、ICセットの動作と表示状態を編集します。

向きを反転
+/-ボタンを使用して、並進方向を反転させます。
大きさを指定
速度の値を入力します。
参照座標系の設定
参照系を指定します。
  • フリー:ツール移動を使用してICの位置を自由に決めることができます。
  • 座標系:方向は、選択されたローカル座標系によって決定されます。
成分モードに切り替え
アイコンをクリックして、方向モードまたは成分モードを切り替えます。 をクリックして、ベクトル荷重(X、Y、Z)または成分荷重(VX、VY、VZ)のいずれかを入力して設定した初期条件を方向付けます。
移動
移動ツールを開き、ICセットを表すグラフィカルマニピュレータの位置を移動させることができます。こうすると、マニピュレータを選択しやすくなります。
グローバルX/Y/Z軸に揃える
X、Y、またはZ軸に沿って並進するように、初期速度の方向を揃えます。参照フレームが座標系に設定されているときにX/Y/Zボタンを使用すると、グローバル座標系ではなくローカルのx/y/z座標系で方向を合わせることができます。
重力位置に移動
ICの位置を、最初に作成された位置である重心位置にリセットします。参照フレームに座標系が選択されている場合は使用できません。