トレーサー

トレーサーツールを使用して、モーション実行時のトレースポイントのパスを可視化します。

パスが表示されたら、形状の作成と修正にこのパスを使用できます。移動する参照フレーム上でのパスの表示を選択することで、パートのモーションから形状(カムなど)を合成できます。

場所:モーションリボン、実行グループ

トレーサーツールの上にマウスカーソルを合わせると表示されるサテライト アイコンをクリックして、モデル内のすべてのトレーサーのリストを表示します。

トレーサーの作成と表示

  1. トレーサーツールを選択します。

  2. ペンのように機能するトレースポイントを選択します。
  3. オプション: Ctrlキーを押しながら紙のように機能する参照ポイントを選択します。
  4. モーション解析を実行します。または、実行がすでに存在する場合は、トレースパスが表示されます。
  5. オプション: アニメーションでの最後の10フレームの部分的なトレースパスを表示するには、プロパティエディターでトレースを有効を選択します。トレールフレーム値を調整して、トレースパスの長さを調整します。
  6. オプション: 最後の有効なモーション実行の完全なトレースパスを表示するには、トレーサーツールに入るか、モーション結果のレビューツールを使用して、アニメーションでの最後のステップを表示します。
  7. チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。
ヒント:
  • マイクロダイアログのツール移動を使用してトレーサーを移動すると、トレースしたパスは自動的に更新されます。
  • トレーサーはパートフィーチャーに関連付けられています。トレーサーは、それに関連付けられているパートフィーチャーまたは形状に変更が加えられた場合に、削除されることがあります。
  • トレーサーは、モデルブラウザでアイコンをクリックするかコンテキストメニューを使用して、非表示と表示の切り替えが可能です。
  • プロパティエディターで、トレーサーとそのトレースパスの色と線の太さを変更できます。
  • コンテキストメニューにある位置のエクスポートオプションで、グローバルx、y、zの位置データを含む.csvファイルを保存できます。
  • トレーサーを除去/除去解除して、モデルへの影響を把握します。トレーサーを右クリックして除去を選択します。それをモデルブラウザまたはテーブルから右クリックし、除去解除を選択します。

トレースパスからの形状の作成

  1. トレーサーを作成してモーション解析を実行します。
  2. トレーサーを右クリックし、コンテキストメニューからスプラインの作成を選択します。モデルブラウザで質量のないパートが作成されます。これで、このパートのプッシュ、プル、および別の操作が可能になります。
注:
  • 有効なスプラインを作成するには、トレースパスがループバックしないことを確認してください。終了時間を短くして、トレースパスの延長距離を制御してみてください。
  • または、コンテキストメニューからポリラインの作成を選択して、ポリラインを作成することもできます。ポリラインは、滑らかなラインスプライン曲線ではなくセグメント化されます。
  • スプラインまたはポリラインに変換するトレースパスが複数ある場合は、複数選択がサポートされます。
  • 後で利用するために、トレーサーを保持する場合は、作成したスプラインをグラウンドするか、それを剛体グループに追加します。

トレーサーテーブル

トレーサーテーブルには、モデル内のトレーサーがすべてリストされるため、さまざまな属性を編集できます。

場所:トレーサーツール、サテライトアイコン



図 1. トレーサーテーブル
動作 操作
トレーサーの名前を変更する テーブル内のセルを選択し、もう一度クリックしてフィールドを編集可能にします。
色を変更する テーブル内の色のセルを選択し、色パレットから別のオプションを選択します。
カラムをソートする カラムヘッダーをクリックします。続けてクリックすると、昇順と降順を切り替えられます。
カラムを追加または削除する カラムヘッダーを右クリックします。

ショートカット

動作 操作
参照パートを選択する トレーサーが選択されている状態で、Ctrlキーを押しながら、紙のように機能するパートを左クリックします。
ツールの終了 チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。