/MERGE/RBODY

ブロックフォーマットキーワード エンティティのメイン剛体へのマージを定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/MERGE/RBODY/merge_ID
merge_title
main_ID m_type second_ID s_type Iflag          

定義

フィールド 内容 SI 単位の例
merge_ID 剛体のマージ識別子

(整数、最大10桁)

 
merge_title 剛体のマージタイトル

(文字、最大100文字)

 
main_ID メイン剛体の識別子

(整数、最大10桁)

 
m_type メイン剛体のタイプフラグ
=0
1に設定
= 1(デフォルト)
メインは/RBODYです。

(整数)

 
second_ID セカンダリ剛体の識別子

(整数、最大10桁)

 
s_type セカンダリエンティティタイプフラグ
= 0
1に設定
= 1(デフォルト)
セカンダリは/RBODYです。
= 2
セカンダリは節点IDです。
= 3
セカンダリは、節点グループ(/GRNOD)識別子です。

(整数)

 
Iflag マージオプションフラグ 2
= 0
2に設定
= 1
セカンダリエンティティの質量および慣性は無視されます。マージされた剛体は、メイン剛体で定義されたプロパティを使用します。
= 2(デフォルト)
セカンダリエンティティの質量および慣性は、メイン剛体に追加されます。メイン節点の位置は、マージされた剛体の新しい重心に移動されます。
= 3
セカンダリエンティティの質量および慣性は、メイン剛体に追加されます。メイン節点の位置は、マージによって移動されません。

(整数)

 

コメント

  1. 行1を繰り返して、1ブロック内で複数の剛体のマージを定義できます。
  2. すべての剛体節点(セカンダリおよびメイン)がメイン剛体のセカンダリ節点になります。
  3. メインの前に、各セカンダリおよびメイン剛体の慣性、質量、および重心が、それらの/RBODYプロパティに基づいて計算されます。その後、セカンダリエンティティがメイン剛体にマージされ、新しい剛体プロパティがIflagオプションに基づいて計算されます。
  4. s_type =2node_ID)および =3/GRNOD)の場合、セカンダリエンティティは1つの/MERGE/RBODY内でのみ定義でき、/RBODYでは定義できません。
  5. /MERGE/RBODYで定義されたメイン剛体は、別の/MERGE/RBODY内のセカンダリ剛体として定義できます。ただし、デバッグが困難になる可能性があるため、複雑な階層は避ける必要があります。
  6. セカンダリ剛体のメイン節点に適用されるすべての運動条件、初速度、および重力荷重は無視されます。
  7. セカンダリ剛体のsens_IDSkew_IDIspherIkremsurf_ID、およびIoptoffオプションは無視されます。マージされた剛体は、メイン剛体で定義されたフラグを使用します。
  8. マージされた剛体は、/SENSOR、またはEngineファイルのオプション/RBODY/ONまたは/RBODY/OFFを使用して、アクティブ化または非アクティブ化することができます。
  9. セカンダリ剛体が時刻歴出力で定義されている場合(/TH/RBODY)、セカンダリ剛体ではなく、メイン剛体が自動的に時刻歴出力に含まれます。
  10. /MERGE/RBODYは、/INTER/TYPE21接触のメインサーフェスである剛体では使用できません。