/MAT/LAW106 (JCOOK_ALM)
ブロックフォーマットキーワード この材料則は、Johnson-Cook材料モデルを使用して、等方性弾塑性材料を表します。このモデルは、材料の応力をひずみと温度の関数で表します。
この材料則はEOSと適合性がありません。圧力と体積ひずみ間の依存は線形です。最大塑性ひずみに基づくビルトインの破壊基準が用意されています。この材料則はソリッド要素のみと適合性があります。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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/MAT/LAW106/mat_ID/unit_IDまたは/MAT/JCOOK_ALM/mat_ID/unit_ID | |||||||||
mat_title | |||||||||
E | fct_ID1 | fct_ID2 | fct_ID3 | ||||||
a | b | n | |||||||
Pmin | Nmax | Tol | |||||||
m | Tmelt | Tmax | |||||||
Tr |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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mat_ID | 材料識別子 (整数、最大10桁) |
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unit_ID | 単位識別子 (整数、最大10桁) |
|
mat_title | 材料のタイトル (文字、最大100文字) |
|
初期密度 (実数) |
||
EOS(状態方程式)で使用される基準密度 デフォルト = (実数) |
||
E | fct_ID1 = 0の場合:ヤング率 fct_ID1 ≠ 0の場合:fct_ID1とfct_ID2の縦軸スケールファクター (実数) |
|
fct_ID3 = 0の場合:ポアソン比 fct_ID3 ≠ 0の場合:fct_ID3の縦軸スケールファクター (実数) |
||
fct_ID1 | 加熱時のヤング率と温度の関係を定義する関数識別子 (整数) |
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fct_ID2 | 冷却時のヤング率と温度の関係を定義する関数識別子 (整数) |
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fct_ID3 | ポアソン比と温度の関係を定義する関数識別子 (整数) |
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a | 降伏応力。 (実数) |
|
b | 塑性硬化パラメータ (実数) |
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n | 塑性硬化指数 デフォルト = 1(実数) |
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破壊塑性ひずみ。 デフォルト = 1030(実数) |
||
最大応力 デフォルト = 1030(実数) |
||
Pmin | 圧力のカットオフ( < 0 ) デフォルト = -1030(実数) |
|
Nmax | 塑性ひずみの計算の最大反復回数 デフォルト = 1(整数) |
|
Tol | 収束判定基準 デフォルト = 10-7(実数) |
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m | 温度指数。 デフォルト = 1.0(実数) |
|
Tmelt | 溶融温度。
デフォルト = 1030(実数) |
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Tmax | T > Tmaxの場合:m = 1 が使用されます。 デフォルト = 1030(実数) |
|
単位体積あたりの比熱 (実数) |
||
Tr | 参照温度。 デフォルト = 300K(実数) |
例
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/UNIT/1
unit for mat
Mg mm s
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/MAT/LAW106/1/1
Metal
# RHO_I
8E-9 0
# E Nu fct_ID1 fct_ID2 fct_ID3
200000 0.3 4 5 6
# a b n EPS_max SIG_max0
400 500 .5 0 0
# Pmin NMAX TOL
0 0 0
# m T_melt T_max
3 2500 3000
# RhoCP Tref
3.5 298
/HEAT/MAT/1
# T0 RHO0_CP AS BS IFORM
298 3.5 20 0 1
# T1 AL BL EFRAC
2500 20 0 .9
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/FUNCT/4
Young modulus factor versus temperature during heating
# X Y
0 1
300 1
1500 .1
2000 .1
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/FUNCT/5
Young modulus factor versus temperature during cooling
# X Y
0 1
300 1
1500 .1
2000 .1
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/FUNCT/6
Poisson's Ratio factor versus temperature
# X Y
0 1
300 1
1500 1.5
2000 1.5
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#enddata
コメント
- このモデルでは、材料は弾塑性材料挙動で、降伏応力は以下のように計算されます:
(1) ここで、(2) ここで、- 相当塑性ひずみ
- 温度
- 参照温度
- 溶融温度
相当応力が降伏応力よりも低い時、材料は線形弾性材料として挙動します。
/HEAT/MAT(Iform =1)がこの材料モデルを参照している場合、このカード内で定義されたTrとTmeltの値が、/HEAT/MATで定義された対応するT0とTmeltで上書きされます。
/HEAT/MATまたは/INITEMPを使用して初期化されていない温度は、参照温度(Tr)も初期温度です。
- 塑性降伏応力は常にゼロよりも大きい必要があります。純塑性挙動をモデル化するには、塑性降伏応力aを1030に設定します。
- 引張、圧縮、またはせん断について、1つの積分点で が の値に到達した場合、対応する積分点の偏差応力には永久に0が設定されますが、ソリッド要素は削除されません。
- 塑性硬化指数は にする必要があります。
- 静水圧は体積ひずみに線形比例します:
(3) ここで、- 体積弾性率
- 体積ひずみ
- この材料は、材料オプション/HEAT/MATおよび/VISCとともに使用できます。