*MAT_123 (MODIFIED_PIECEWISE_LINEAR_PLASTICITY)
LS-DYNA入力インターフェースキーワードこのキーワードは、さまざまなひずみ速度による表形式の応力対塑性ひずみ入力を使用して、等方性弾塑性材料を定義します。材料の厚み減少とFLD破壊も対象としています。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) |
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*MAT_123または*MAT_MODIFIED_PIECEWISE_LINEAR_PLASTICITY | |||||||
mat_ID | E | ν | SIGY | ETAN | FAIL | ||
C | P | LCSS | LCSR | VP | EPSTHIN | EPSMAJ | |
EPS1 | EPS2 | EPS3 | EPS4 | EPS5 | EPS6 | EPS7 | EPS8 |
ES1 | ES2 | ES3 | ES4 | ES5 | ES6 | ES7 | ES8 |
定義
フィールド | 内容 | SI 単位の例 |
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mat_ID | 材料識別子 (整数) |
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初期密度 (実数) |
||
E | ヤング率 (実数) |
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v | ポアソン比 デフォルト = 0(実数) |
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SIGY | 降伏応力(LCSSが0より大きい場合、または指定した応力対ひずみ値EPS1~EPS8、ES1~ES8より大きい場合は、無視されます) (実数) |
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ETAN | 塑性硬化係数(LCSS > 0の場合は使用しません) (実数) |
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FAIL | 破壊につながる塑性ひずみ (実数) |
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C | ひずみ速度係数 (実数) |
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P | ひずみ速度指数 (実数) |
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LCSS | 応力対塑性ひずみ特性の曲線または表の識別子 (整数) |
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LCSR | 該当のひずみ速度での応力対ひずみ曲線のスケーリング係数を設定する曲線の識別子 (整数) |
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VP | ひずみ速度タイプのフラグ:
(整数) |
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EPSTHIN | 破壊時の厚み減少によるひずみ (実数) |
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EPSMAJ | 破壊時の最大主ひずみ (実数) |
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EPS1-EPS8 | 塑性ひずみのデータポイント (実数) |
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ES1-ES8 | 降伏応力のデータポイント (実数) |
コメント
- LCSSまたはEPSとCを使用して応力対ひずみ曲線を指定している場合、このキーワードは/MAT/LAW36 (PLAS_TAB)にマップされます。SIGY、ETAN、Pを使用している場合、このキーワードは/MAT/LAW44 (COWPER)にマップされます。破壊入力は/FAIL/FLDにマップされます。
- SIGYとETANを使用して塑性を指定している場合のみ、この材料はトラス要素で使用できます。
- このキーワードの最後にオプション“_TITLE”を追加することができます。“_TITLE”が含まれている場合、キーワード入力行の後に余分に80文字の長さの行が追加され、エンティティタイトルを定義できるようになります。