*MAT_119 (GENERAL_NONLINEAR_6DOF_DISCRETE_BEAM)

LS-DYNA入力インターフェースキーワード6つの自由度(DOF)を持つ非線形弾塑性離散化ビーム材料を定義します。さまざまな載荷挙動と除荷挙動を指定できます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
*MAT_119または*MAT_GENERAL_NONLINEAR_6DOF_DISCRETE_BEAM
mat_ID ρ i KT KR H      
T_r T_s T_t R_r R_s R_t    
TU_r TU_s TU_t RU_r RU_s RU_t    
TD_r TD_s TD_t RD_r RD_s RD_t    
空白行
ufT_r ufT_s ufT_rt wfT_r wfT_s wfT_t    
ufC_r ufC_s ufC_rt wfC_r wfC_s wfC_t    
空白行

定義

フィールド 内容 SI単位の例
mat_ID 材料識別子

(整数)

 
ρ i 初期密度

(実数)

[ kg m 3 ]
KT 並進自由度の剛性

(実数)

[ N m ]
KR 回転自由度の剛性

(実数)

[ Nm rad ]
H 除荷スプリング硬化フラグ
= 0(デフォルト)
弾性スプリング
= 1
非線形除荷と等方性硬化
= 2
除荷時の弾性ヒステリシス

(整数)

 
T_rT_sT_t r、s、tの各方向の力対変位載荷曲線の曲線識別子。

(整数)

 
R_rR_sR_t r、s、tの各方向のモーメント対回転載荷曲線の曲線識別子。

(整数)

 
TU_rTU_sTU_T r、s、tの各方向の力対変位除荷曲線の曲線識別子。

(整数)

 
RU_rRU_sRU_t r、s、tの各方向のモーメント対回転除荷曲線の曲線識別子。

(整数)

 
TD_rTD_sTD_t r、s、tの各方向の力対速度減衰曲線の曲線識別子

(整数)

 
RD_rRD_sRD_t r、s、tの各方向のモーメント対回転速度減衰曲線の曲線識別子

(整数)

 
ufT_rufT_sufT_t r、s、tの各方向の引張時の破壊変位量。すべて正の値で入力します。

(実数)

[ m ]
wfT_rwfT_swfT_t r、s、tの各方向の引張時の破壊回転量。すべて正の値で入力します。

(実数)

[ rad ]
ufC_rufC_sufC_t r、s、tの各方向の圧縮時の破壊変位量。すべて正の値で入力します。

(実数)

[ m ]
wfC_rwfC_swfC_t r、s、tの方向の圧縮時の破壊回転量。すべて正の値で入力します。

(実数)

[ rad ]

コメント

  1. このキーワードは、6つの自由度(DOF)を持つ/MAT/LAW108 (SPR_GENE)にマップされます。
  2. 自由度の方向は、*SECTION_BEAMで指定した座標系によります。デフォルトでは全体座標系を使用します。
  3. この材料は、離散化ビームでのみ使用します(*SECTION_BEAMCA>0およびELFORM = 6)。
  4. 初期長さをゼロとしたビーム要素の使用をお勧めします。
  5. このキーワードの最後にオプション“_TITLE”を追加することができます。“_TITLE”が含まれている場合、キーワード入力行の後に余分に80文字の長さの行が追加され、エンティティタイトルを定義できるようになります。