*MAT_067 (NONLINEAR_ELASTIC_DISCRETE_BEAM)

LS-DYNA入力インターフェースキーワードこのキーワードは、プレロードを指定できる6つの切り離された自由度を持つ非線形弾性離散化ビーム材料を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
*MAT_067または*MAT_NONLINEAR_ELASTIC_DISCRETE_BEAM
mat_ID ρ i T_r T_s T_t R_r R_s R_t
TD_r TD_s TD_t RD_r RD_s RD_t    
FO_r FO_s FO_t MO_r MO_s MO_t    
FFAIL_r FFAIL_s FFAIL_t MFAIL_r MFAIL_s MFAIL_t    
UFAIL_r UFAIL_s UFAIL_t TFAIL_r TFAIL_s TFAIL_t    

定義

フィールド 内容 SI 単位の例
mat_ID 材料識別子

(整数、最大10桁)

 
ρ i 初期密度

(実数)

[ kg m 3 ]
T_rT_sT_t r、s、tの各方向の力対変位載荷曲線の曲線識別子。

(整数)

[ N m ]
R_rR_sR_t r、s、tの各方向のモーメント対回転載荷曲線の曲線識別子。

(整数)

[ N m rad ]
TD_rTD_sTD_t r、s、tの各方向の力対速度減衰曲線の曲線識別子

(整数)

[ N • s m ]
RD_rRD_sRD_t r、s、tの各方向のモーメント対回転速度減衰曲線の曲線識別子

(整数)

[ Nms rad ]
FO_rFO_sFO_t r、s、tの各方向の、力によるプレロード [ N ]
MO_rMO_sMO_t r、s、tの各方向の、モーメントによるプレロード [ Nm ]
FFAIL_rFFAIL_sFFAIL_t r、s、tの各方向の破壊力 [ N ]
MFAIL_rMFAIL_sMFAIL_t r、s、tの各方向の破壊モーメント [ Nm ]
UFAIL_r UFAIL_sUFAIL_t r、s、tの各方向の破壊伸張量 [ m ]
TFAIL_r TFAIL_s TFAIL_t r、s、tの各方向の破壊回転角度 [ rad ]

コメント

  1. このキーワードは/MAT/LAW108 (SPR_GENE)にマップされます。
  2. この材料は、*SECTION_BEAMELFORM = 6とした離散化ビーム要素のみで使用できます。
  3. 初期長さをゼロとしたビームの使用をお勧めします。
  4. 力対変位曲線とモーメント対角度曲線は、第一象限でのみ指定できます。圧縮時のスプリングの挙動は、入力した曲線の鏡映になるため、圧縮と引張の挙動は等しくなります。
  5. 減衰曲線は、圧縮時と引張時で互いに対称になるので、(0,0)を始点として第一象限で定義する必要があります。
  6. 同じ自由度に対して力に基づく破壊と変位に基づく破壊の両方を定義している場合は、変位に基づく破壊のみが使用されます。
  7. このキーワードの最後にオプション“_TITLE”を追加することができます。“_TITLE”が含まれている場合、キーワード入力行の後に余分に80文字の長さの行が追加され、エンティティタイトルを定義できるようになります。