制限事項(共存は可能ですがAMSパートグループ外であることが必要)

注意:
ドメイン数が異なる場合、/PARITH/ONはAMSで保証されません。しかしながら、同じドメイン数に対しては、スレッド数がいくつであっても結果は同じです。
  • SPH: AMSはSPHの時間ステップを増加させません(例:衝突時のタンクスロッシング)。
  • ALE - Euler - FVM:定式化はサポートされません(時間ステップがより小さい場合、/AMSパート外に置くことはできます)。
  • 2D解析: /AMSは使用できません。
  • 以下を含むパート:
    • Lagrange乗数: /MPCおよび/GJOINT
    • /FXBODY

このようなケースではRadioss Engineからワーニングが出力され、計算が発散する可能性があります。

  • 要素:
    • 4節点テトラ: /TETRA4Itetra=1または3
    • 16節点シェル:/SHEL16
    • 20節点3次元ソリッド:/BRIC20

このような場合、計算は多くの場合発散します。

  • 剛体はセンサーでアクティブ化および非アクティブ化することはできません。
  • インターフェース: /DT/INTER/CST/DT/AMSと適合しません
    • タイドインターフェースTYPE2と接触インターフェース(TYPE7またはTYPE11)の両方のセカンダリである節点では、それらの接触剛性は削除されます。その後、0.outファイル内に次のようなStarterメッセージが発行されます。
      ** WARNING SECONDARY NODE OF AN INTERFACE TYPE2 & AMS
        INTERFACE TYPE[7 or 11], ID=xxxxxx:
        SECONDARY NODE ID=yyyyyyy IS ALSO SECONDARY NODE OF AN INTERFACE TYPE2
       THE NODE CONTACT STIFFNESS WILL BE DE-ACTIVATED CASE OF /DT/AMS

      この接触非アクティブ化は、Spotflag=25、27または28(TYPE2ペナルティ定式化)を使用することで回避できます。

    • スポット溶接のための運動条件定式化(TYPE2)では、多数のスポット溶接、特にヘキサスポット溶接がある場合は、AMSのパフォーマンスが変化する可能性があります。
  • 参照メトリクスのあるエアバッグ: /REFSTAまたは/XREFはAMSスピードアップに寄与しません。
  • リファレンスガイドのStarter入力およびEngine入力の項をご参照ください。
表 1. 主なアドバンストマススケーリングの制限のまとめ
  AMSの要素時間ステップ

Radioss Engine入力の/DT/AMS

Lagrange乗数: 機能しません
16節点厚肉シェルと20節点ソリッド これらの要素には自由時間ステップが与えられます
センサによる剛体のアクティブ化 / 非アクティブ化 機能しません
インターフェース TYPE2、TYPE7、TYPE10、TYPE11、TYPE19、TYPE20、TYPE21およびTYPE24のみがサポートされます。