不規則多面体の自動メッシング
ユーザーは直交フレーム(O,V1,V2, V3)、長さ(L1,L2,L3)でメッシュ定義されるエアバッグの布の境界ボックス、および各方向(N1,N2, N3)のカッティングステップの番号を定義できます。
カッティング幅は次のように与えられます:(1)
図 1 は、2次元のケースにおいてバッグの布がどのようにカットされるかを示しています:

図 1.

図 1.
自動メッシングの手法はユーザー定義のソリッド(Ibric)がエアバッグ内部の体積を完全に埋めていない場合にも必要です。

図 2.

図 2.
例えば、正しいカッティング方向 V1とV2が選択された折りたたまれたエアバッグの場合、与えられたメッシングは十分かもしれません。

図 3. カッティングの例 1

図 4. カッティングの例 2

図 3. カッティングの例 1

図 4. カッティングの例 2
インジェクタが剛体体積(キャニスター)と共にモデル化された場合、2つのカッティング方向(V1とV3)のみを使用することにより粗いメッシュが与えられます。

図 5. インフレーター周りの粗いメッシュ

図 5. インフレーター周りの粗いメッシュ
この例では、より良い結果を得るため3番目のカッティング方向(V2)を用いることにより次のメッシュが与えられます:

図 6. カッティング方向V3によりインジェクタ付近が最適化されたメッシュ

図 6. カッティング方向V3によりインジェクタ付近が最適化されたメッシュ