/DT/NODA/Keyword3/Iflag

Engineキーワード モデルの時間ステップを増やすためにマススケーリングを適用するオプションを含んだ節点時間ステップコントロール法をアクティブ化します。

フォーマット

/DT/NODA/Keyword3/Iflag
Δ T sca Δ T min
Iflag=1の場合、次の行を挿入
grnd_ID

定義

データ 内容 SI単位の例
Keyword3 時間ステップ制御タイプ。 1
CST
デフォルトの一定時間ステップ法/DT/NODA/CST2を使用。 5 6
CST1
節点質量は、一定時間ステップ Δ T min を保つために増加されます。
推奨される Δ T sca =0.67
CST2 (デフォルト)
節点質量は、一定時間ステップ Δ T min を保つために増加されます。改良定式化。
SET
右記の一定時間ステップを保つために、相当節点剛性を減らします; Δ T min
STOP
時間ステップが Δ T min に到達すると、シミュレーションが停止して、リスタートファイルが書き込まれます。

/DT/NODA/IflagのようにKeyword3が指定されていない場合、計算は節点時間ステップを使用し、 Δ T min は使用されません。

 
Iflag 節点グループのフラグ
=0または空白
すべての節点は、節点時間ステップ法を使用します。
=1
節点時間ステップ法は、右記の節点グループ内の節点にのみ適用されます:
 
Δ T sca 限界節点時間ステップのスケールファクター

デフォルト = 0.9

 
Δ T min 最小時間ステップ  
grnd_ID 節点時間ステップ法は、この節点グループ内の節点にのみ適用され、Iflag=1の場合は読み取り専用です。  

コメント

  1. すべてのKeyword3オプションで時間ステップコントロールは、シミュレーションの時間ステップを制御する節点の時間ステップが右記より小さい場合にアクティブ化されます;

    Δ T min Δ T s c a

  2. 1つのシミュレーション内で1つの/DT/NODA/Keyword3オプションのみが使用できます。
  3. 節点時間ステップを使用する際、サイクル毎の計算量は若干増加しますが、特に品質の低いメッシュの場合、時間ステップは大きくなります。
  4. /DT/NODA/Iflagが使用される際、計算は節点時間ステップ法を用い、 Δ T min は使用されません。
  5. どれだけの質量がモデルに追加されるかを見定めるために、Radiossは異なる量のパーセント質量増加について目標時間ステップを計算し、この情報をStarter出力ファイル一覧およびグラフで出力します。
  6. /DT/NODA/Keyword3は、/DT/Eltyp/Keyword3のすべてのオプションと適合性があります。
  7. 2017.2.3以降、/DT/NODA/DT/NODA/CST*は、/DT/INTER/AMSと互換です。
  8. /DT/NODA/CST*は、アドバンストマススケーリング/DT/AMSと互換です。/DT/AMSと共に使用されると、アドバンストマススケーリングはStarter /AMSカードで定義されているパートグループ、およびAMSパートグループに属さない節点に適用される/DT/NODA/CST*に適用されます。
    例:
    • /DT/AMS/1
    • Δ T sca1 Δ T min1
    • Tol_AMS
    • /DT/NODA/CST/DT/NODA/CST1/DT/NODA/CST2
    • Δ T sca1 Δ T min1
    これは、AMSが指定されたパートにのみ適用される場合も、計算時間を最小化するために推奨されます。
    注: 時間ステップが小さいほど性能が制限されるため、従来のマススケーリングで使用するよりも大きなタイムステップをAMSで使用しても効果はありません。