/DAMP
ブロックフォーマットキーワード このキーワードは、節点のセットに適用される、質量および剛性のレイリー減衰係数を定義するために使用できます。減衰は、局所座標系または全体座標系のどちらかで任意の節点自由度に適用できます。
フォーマット1(短い形式)
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
/DAMP/damp_ID | |||||||||
damp_title | |||||||||
α | grnd_ID | skew_ID | Tstart | Tstop |
フォーマット2(完全な形式)
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
/DAMP/damp_ID | |||||||||
damp_title | |||||||||
αx | x | grnd_ID | Skew_ID | Tstart | Tstop | ||||
αy | y | ||||||||
αz | z | ||||||||
αxx | xx | ||||||||
αyy | yy | ||||||||
αzz | zz |
定義
フィールド | 内容 | SI 単位の例 |
---|---|---|
damp_ID | 減衰の識別子 (整数、最大10桁) |
|
damp_title | 減衰のタイトル (文字、最大100文字) |
|
α | 全ての自由度に使用される質量減衰係数 5 (実数) |
|
全ての自由度に使用される剛性減衰係数 5 (実数) |
||
grnd_ID | 節点グループの識別子 (整数) |
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Skew_ID | スキューの識別子 (整数) |
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Tstart | 開始時間 (実数) |
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Tstop | 停止時間 デフォルト = 1030(実数) |
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αx | x方向の並進自由度(DOF)のための質量減衰係数 6 (実数) |
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αy | y方向の並進自由度のための質量減衰係数 6 (実数) |
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αz | z方向の並進自由度のための質量減衰係数 6 (実数) |
|
αxx | xx方向の回転自由度のための質量減衰係数 6 (実数) |
|
αyy | yy方向の回転自由度のための質量減衰係数 6 (実数) |
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αzz | zz方向の回転自由度のための質量減衰係数 6 (実数) |
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x | x方向の並進自由度のための剛性減衰係数 6 (実数) |
|
y | y方向の並進自由度のための剛性減衰係数 6 (実数) |
|
z | z方向の並進自由度のための剛性減衰係数 6 (実数) |
|
xx | xx方向の回転自由度のための剛性減衰係数 6 (実数) |
|
yy | yy方向の回転自由度のための剛性減衰係数 6 (実数) |
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zz | zz方向の回転自由度のための剛性減衰係数 6 (実数) |
コメント
- レイリー減衰は、以下のように計算します:
(1) (2) (3) ここで、- C
- 粘度マトリックス
- M
- 質量マトリックス
- K
- 剛性マトリックス
- αおよび
- 係数
- 節点粘性
- 節点質量
- 節点剛性
- 臨界減衰
- 減衰は、節点グループ(grnd_ID)に属する節点にのみ適用されます。
grnd_IDの指定は必須です。
- 同じ入力ファイル内に複数の/DAMPキーワードを定義できます。
- /DAMPキーワードが複数存在し、それぞれが異なる節点グループに適用されている場合、これらの節点グループに共通節点を設定することはできません。
- このキーワードでは、2つの形式を利用可能です。フォーマット1(短い形式)で指定されるのは3行のみです。この場合、αx、αy、αz、αxx、αyy、αzz、 y、 z、 xx yy、 zzは設定されず、αと の値がすべての自由度のための減衰係数として使用されます。フォーマット2(完全な形式)では、6行が用意されており、すべての減衰係数を直接指定する必要があります。
- 完全なキーワード形式を使用する場合は、フォーマット2の係数を使用して、全体参照座標系(skew_IDが指定されている場合は局所参照座標系)における非等方性減衰を定義します。
- 剛性減衰は時間単位であり、どの自由度でも、現在の時間ステップより大きくすることはできません。剛性減衰が現在の時間ステップより大きくなると、代わりにその時間ステップ値が剛性減衰として使用されます。
- 減衰パラメータは、Engineオプション/DAMPを使用して変更することができます。この場合、αと の値が、対応するαx、αy、αz、αxx、αyy、αzz、 y、 z、 xx、 yy、 zzの値の代わりとなります。