Ityp = 3
ブロックフォーマットキーワード この材料則を使用すれば、サイレント境界(NRF)をモデル化することができます。入力カードは/MAT/LAW11 (BOUND)と似ていますが、乱流パラメータを定義するための2つの新しい行を導入します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
/MAT/B-K-EPS/mat_ID/unit_ID | |||||||||
mat_title | |||||||||
Ityp | Psh |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
c | |||||||||
空白のフォーマット | |||||||||
空白のフォーマット | |||||||||
空白のフォーマット | |||||||||
fct_IDk | fct_IDe | ||||||||
空白のフォーマット |
定義
フィールド | 内容 | SI 単位の例 |
---|---|---|
mat_ID | 材料識別子 (整数、最大10桁) |
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unit_ID | 単位識別子. (整数、最大10桁) |
|
mat_title | 材料のタイトル (文字、最大100文字) |
|
初期密度 3 (実数) |
||
E.O.S(状態方程式)で使用される基準密度 デフォルト (実数) |
||
Ityp | 境界条件タイプ 1
(整数) |
|
Psh | 圧力シフト 2 (実数) |
|
c | 流出音速 1 (実数) |
|
特性長さ 1 (実数) |
||
初期乱流エネルギー (実数) |
||
初期乱流散逸 (実数) |
||
fct_IDk | 乱流モデリングの関数
識別子
(整数) |
|
fct_IDe | 関数 f
(t) エネルギーの識別子.
(整数) |
|
乱流粘性係数 デフォルト = 0.09(実数) |
||
kパラメータの拡散係数 デフォルト = 1.00(実数) |
||
パラメータの拡散係数 デフォルト = 1.30(実数) |
||
層流プラントル数(デフォルトは0.7)と乱流プラントル数(デフォルトは0.9)の比率 (実数) |
例(気体)
#RADIOSS STARTER
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/MAT/B-K-EPS/5
GAS OUTLET (unit: kg_m_s)
# RHO_I RHO_0
.3828 0
# ITYP Psh
3 0.0
# c lc
605 0.3
#blank line
#blank line
#blank line
# Rho0k0 Rho0Eps0 fct_k fct_eps
20 0 0 0
# Cmu Sigma-k Sigma-epsilon Pr/Prt
0 0 0 0
#blank line
/ALE/MAT/5
# Modif. factor.
0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#enddata
/END
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
コメント
- サイレント境界定式化は、Bayliss & Turkelに基づきます。1 この目的は、圧力と速度の急激な変化で変動する平均圧力を強制することです。遠距離場の圧力 は時間関数を使用して設定されます。過渡圧力は、 、局所速度場V、および出口面の法線から求めます:
- 密度、エネルギー、温度、乱流エネルギー、および散逸は、Ityp = 2のように時間関数で設定されます。
- 関数番号が0の場合は、連続性を尊重して隣接要素の値が使用されます。
- 音響インピーダンスは次のようになります:
- 一般的な長さ
を使用して、設定された値に対する有効な圧力を緩和します。これは問題に関係する最高波長に比べて大きい値にする必要があります。緩和項がハイパスフィルタとして機能する場合の周波数カットオフは次のとおりです:
(1)
ここで、音速cと特性長 は、2つの必須パラメータ(0以外)です。
- Pshパラメータを使用すれば、P-Pshにもなる出力圧力をシフトさせることができます。 を使用している場合は、出力圧力が (初期値は0.0)になります。
- 熱モデリングを使用すれば、すべての熱データ( , …)を/HEAT/MATを使って定義できます。
- この境界材料則は、多相材料ALE /MAT/LAW37 (BIPHAS)および/MAT/LAW51 (MULTIMAT)と一緒に使用することができません。