/ANIM/SHELL/Restype
Engineキーワード 指定した結果のシェル要素データを含むアニメーションファイルを生成します。シェルタイプの要素に使用されるオプション。
フォーマット
/ANIM/Eltyp/Restype
定義
フィールド | 内容 | SI 単位の例 |
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Eltyp | 要素タイプ。
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Restype |
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コメント
- ユーザー変数USRIIは、シェル要素と3次元ソリッド要素でのみ使用できますが、USRII/JJはシェル要素でしか使用できません。積分点を明示的に記述していない場合、返される積分点は[(厚みの中にある積分点の数 + 1) / 2]で計算されますが、これはその積分点が上側にあることを意味します。この結果は上位の値に丸められます。
- 例:
板厚方向に2積分点に対しては、底から2番目の積分点(板厚の上) が返されます。
板厚方向に3積分点に対しては、底から2番目の積分点(中央の点) が返されます。
板厚方向に4積分点に対しては、底から3番目の積分点が返されます。
- 例:
- THIN は次のように計算されます:
(1) - ERROR/THICKを使用すると、シェルおよび3節点シェルの厚みの推定誤差を下記のように計算できます:
- 節点板厚を次のように計算します:
(2) ここで、 と は、節点 を含む要素 の面積と厚みです。
次に、各要素の板厚誤差 を、次の式を使用して評価します:(3)
- 節点板厚を次のように計算します:
- オプションSIGEQは、SHELLまたはBRICKの場合のみ使用できます(/ANIM/SHELL/SIGEQを参照のこと)。Radiossの各材料則には、相当応力を計算するための独自の降伏基準があります。この基準は、一部の材料則ではフォンミーゼス、他の材料則ではHill、Barlatなどとなっています。非von Mises基準の場合、対応する相当応力(または基準)は、その要素のすべての積分点内で計算されます。したがって、出力フィールド/ANIM/SHELL/SIGEQは、すべての積分点の(すべての積層の)平均値として計算されます。
- オプションPLYは、SHELLに対してのみ使用できます。この場合、plyxfem定式化を使用する複合シェル、または1つのシェル / 積層でモデル化された複合シェルとなります。作成された各シェルは、元のシェルから真の位置までオフセットされます。注: アニメーションファイルのサイズは大幅に増大する可能性があります。
- シェル要素と3節点シェル要素では、材料則15と25に/ANIM/ELEM/DAM1、DAM2、DAM3を使用できます。これらの値は損傷の主値となります(クラックの直交座標での値)。
- “SPH出力”は、/ANIM/Eltyp =ELEM/Restype(Restype = THICまたはHOURGを除くすべてのRestypeの値)の場合に使用できます。Restypeの値: DAM1、DAM2またはDAM3は、3次元ソリッド要素では材料則24でのみ使用できます。
- オプション/ANIM/ELEM/SIGXはシェル要素にのみ適用されます。3次元ソリッド要素には、/ANIM/BRICK/TENSを使用する必要があります。
- /ANIM/ELEM/SIGXおよび/ANIM/ELEM/SIGYでは、シェルの応力は要素の中心にあります。
- 要素時間ステップは、この要素について要素時間ステップがRadiossによって計算される場合のみに表示されます。計算に節点時間ステップが使用される場合(/DT/NODA)、要素時間ステップはアニメーションに表示されません。