結果の表示

POSTFEKOで結果を表示して後処理を実行します。

  1. 2つの手法で得られた入力反射係数をスミス線図上で比較します。


    Figure 1. POSTFEKOによる開口結合型パッチの入力反射係数。
    Note: 無限平面を使用したモデルには、SEPモデルとの良好な近似性があります。
  2. 両方の手法によってボアサイトで得られた利得(dB単位)を直交座標グラフ上で比較します。


    Figure 2. 一定の周波数にわたって遠方界で得られた利得。
    Note: 遠方界での利得は両方の手法で類似した形状のグラフとなり、中心周波数の相違は2%未満です。有限基板の面積を大きくするほど、両方の手法による利得はさらに類似したものになります。
  3. 2つの手法に要する計算リソースを比較します。
    Table 1. 2つの手法に必要なメモリと実行時間。
    モデル 三角形の概数 RAM(MB) 実行時間(完全なSEPの実行時間に対する比率)
    SEP 7430 1792 100
    無限接地面 1562 19 9.5
    Note: 無限接地面を使用することで、必要な三角形の数と計算リソースを低減できます。