板厚最適化

板厚最適化は、設計領域の板厚を最適化するのに使用します。板厚最適化は、サーフェス形状で定義されたパートにのみ利用可能です。

最適化実行ツールを使用して、板厚最適化を設定して実行します。



  • 板厚最適化は、単独で、またはトポグラフィー最適化と平行して実行できます。
  • 各設計領域の板厚目標は最適化の実行ウィンドウで定義されています。
  • 板厚を最適化する際は、最適化の目標として剛性を最大化、周波数を最大化、または質量を最小化できます。剛性を最大化する際は、目標質量が必要となるため、変位制約の使用をお勧めします。質量を最小化する際は、応力制約の使用をお勧めします。


図 1. 設計領域


図 2. 最適化形状

目標質量

目標質量は目標が剛性の最大化の場合に必要です。これは最適化後のモデルの総目標質量であり、アセンブリ内の個々のパートの板厚を最適化して達成します。目標質量は、最適化前のパートの総質量にデフォルト設定されます。

要素サイズ

要素サイズは結果の品質に影響をします。一般に要素サイズが小さいほど、結果は正確になりますが、実行速度は低下します。

デフォルト値に戻すには、 アイコンをクリックします。

板厚

各設計領域の現在の板厚は最適化の実行ウィンドウに表示されるため、このウィンドウまたはプロパティエディターで定義できます。

目標の最小/最大板厚はユーザーが定義します。デフォルトでは現在の板厚より20%大きいか小さい値になります。



板厚最適化用の形状比較

板厚最適化の実行後に、形状比較に各パートの板厚を示す凡例が表示されます。各パートの板厚の変化率を表示するように凡例を変更することもできます。