弾性体結果の確認

剛体の結果とは別に、局所的な変形、応力、ひずみを含む弾性体結果をレビューし、アニメーション表示します。

弾性体結果を表示するには、まず弾性体を作成し、モーション解析を実行する必要があります。

  1. 実行メニューの弾性体結果の確認を選択します。

  2. 解析エクスプローラで結果タイプを選択します。
    注: デフォルトでは、変位結果が常に組み込れます。応力結果とひずみ結果は、弾性体の作成時にオプションとして選択されている場合にのみ利用できます。

アニメーションツールバー

アニメーションツールバーを使用して、アニメーションの再生、録画、および設定を行います。



図 1. アニメーションツールバー
アニメーション設定
クリックして、アニメーション設定を開きます。
再生と録画/記録停止
ボタンをクリックして、結果の録画を開始します。アイコンが赤色に変わり、録画中であることを示します。アイコンを再度クリックすると録画が停止します。
アニメーションの開始/アニメーションの一時停止
ボタンをクリックして、アニメーションを開始または一時停止します。アニメーションで最初のフレームまたは最後のフレームにジャンプするには、矢印ボタンを使用します。
アニメーションの最初のステップに移動/アニメーションの前のステップに移動/アニメーションの次のステップに移動/アニメーションの最後のステップに移動
これらのボタンを使用するとアニメーションをフレームごとにステップ再生できます。前または次ボタンを押すと自動リピートします。フレームをスキップするには、アニメーション設定の増分機能を使用し、Ctrlを押したまま一時的にこの動作をオーバーライドします。
スライダー
解析中に任意のポイントを表示するにはツールバーにあるスライダーをドラッグします。アニメーションをフレームごとに移動するには矢印キーを使用します。
現在のステップ
現在の時間またはフレームを表示します。また、値を入力して最も近い時間/フレームに移動することもできます。
結合結果(構造のみ)
クリックするとファスナーの反力を抽出できます。このオプションは、構造解析でのみ使用できます。
注: アニメーションツールバーには、自動リピート機能のある前ボタンと次ボタンがあり、ボタンを押したままにするとアニメーションを1フレームずつ進めることができます。また、アニメーション設定には逆再生オプションが用意されています。

表示オプション

解析結果を表示するときにモデリングウィンドウに表示する項目を指定します。初期形状、荷重とサポート、変形、またはコンターの表示と非表示を切り替えることができます。

オプション 説明 メモ
初期形状の表示/非表示 初期形状を参照用として表示または非表示します。  
すべての荷重とサポートの表示/非表示 荷重とサポートのを表示または非表示します。また、現在の荷重とサポートのみも表示できます。  
変形形状の表示/非表示 変形形状を参照用として表示または非表示します。  
コンターの表示と非表示 コンターを表示または非表示します。  
オプション
  • アニメーションでの結果補間:結果コンターをアニメーションします。
  • グラデーションコンター:コンターのグラデーション表示のオンとオフを切り替えます。
  • 要素コンター:節点ではなく、要素に基づいて輪郭を表示します。このオプションは、要素に基づく結果タイプでのみ使用できます。
  • ベクトルプロット:変位結果タイプの方向ベクトルを表示します。
  • 滑らかなラティス:ラティス最適化結果では、ラティスビーム間の曲率半径を作成します。
 
要素の表示と非表示 要素エッジを表示または非表示します。 このアイコンは、モデリングウィンドウの左下にあるビューコントロールの下に表示されますが、解析エクスプローラがアクティブな場合のみ表示されます。

注釈オプション

解析結果の注目箇所を示す注釈を追加します。

注釈アイコン 説明 メモ
注釈の作成、表示、非表示

選択して注釈を作成し、注釈の表示/非表示を選択します。
  • アイコンをクリックし、続いて注釈を作成するモデル上のポイントをクリックします。
  • 注釈の作成後、 アイコンをクリックすると、モデリングウィンドウで注釈が表示/非表示されます。
注釈のリスト

作成したすべての注釈が、結果のタイプと値と共にテーブルに表示されます。各注釈の値は、選択された実行と荷重ケースに固有です。

  • アイコンをクリックすると、モデリングウィンドウで注釈が表示/非表示されます。
  • モデリングウィンドウで行を選択してから、注釈を選択します。
  • カラムをソートするには、カラムヘッダーをクリックします。クリックすると、昇順と降順を切り替えられます。
  • カラムヘッダーを右クリックすると、表示する結果タイプを変更したり、カラムの順番をソートしたりできます。

最小値 / 最大値の注釈:

選択した結果タイプの最小値または最大値の発生場所を示す注釈を作成します。
注: 安全係数が選択されている場合は、最小値が表示されます。
  • アイコンをクリックすると、注釈がモデルに自動的に生成されます。
  • モデリングウィンドウの最小値/最大値の注釈をクリックして、同じ位置に標準の注釈を作成します。
プロット 構造解析用に定義された注釈の時間履歴プロットを表示します。結果タイプオプションの変更は、解析エクスプローラの設定と同期されます。このオプションを使用すると、複数のタイプが混在した複数のプロットを1つのページに配置することができます。 このオプションは、モーションパート解析結果でのみ使用できます。
ダイナミック注釈

既存の注釈にさまざまな結果タイプの結果を表示します。
注: 注釈で結果の比較フィーチャーを有効にすると、注釈は静的になります。
特定の結果タイプの注釈を作成後に、 アイコンをクリックして、別の結果タイプを選択します。注釈の値は新しい結果タイプを反映します。

テーブルでの結果を比較する

複数の解析実行の結果をテーブルで比較します。解析エクスプローラの下部に結果の比較ボタンがあります。

解析では、選択した結果タイプについてすべての実行および荷重ケースの間で結果を比較できます。また、注釈を入れた対象箇所の結果タイプを比較することもできます。

解析エクスプローラでさまざまな解析結果をビューします。
  1. 解析アイコンにある解析結果の表示ツールを選択します(まだアクティブになっていない場合)。
  2. 解析エクスプローラの下部にある結果の比較ボタンをクリックします。


    結果を比較するためのテーブルがモデリングウィンドウの下部に表示されます。

  3. 実行および荷重ケースの結果を表示する行を選択します。
    • テーブル内のセルをダブルクリックすると、その結果がモデリングウィンドウに表示されます。
    • テーブルタイトルの横にあるシェブロンアイコンをクリックして、別の結果タイプまたは注釈を選択します。
    • カラムヘッダーのシェブロンアイコンをクリックして、結果をフィルタリングします。
    • カラムをソートするには、カラムヘッダーをクリックします。
    • テーブルに表示する結果タイプ、実行パラメータ、または注釈を変更するには、カラムヘッダーを右クリックします。
    • テーブルの左上隅をクリックし、すべてのセルの内容をコピーします。これはExcelに貼り付けできます。

その他のカラムを追加して、解析の実行ウィンドウから追加の結果タイプとパラメータを表示できます。赤/青の色の帯域は解析エクスプローラの凡例に対応し、帯域幅は結果の値を示します。解析エクスプローラの上限と下限の変更内容は、解析結果の比較テーブルに自動的に反映されます。