応力制約

グローバルな応力制約は、適用してモデル内の最大応力を制限でき、最適化の目標が質量を最小化することである場合に使用されます。

Inspire モデルで使用されている材料を解析して最小の降伏応力を持つ材料を判断し、その降伏応力を最小安全係数で除算します。安全係数が高いほど、モデルに対する全体的な応力を制限するために、より多くの材料が最適化形状に追加されます。

  1. 構造リボンで、最適化アイコンにある最適化の実行 をクリックします。

  2. 最適化のタイプにトポロジーまたは板厚を選択します。
  3. 最適化の目標として、質量の最小化を選択します。
  4. 応力制約では、デフォルトの最小安全係数がモデルの最小降伏応力に基づいて自動的に計算されますが、必要に応じて、これとは異なる最小安全係数を入力できます。

  5. 必要に応じて、追加の最適化制約とオプションを定義します。
  6. 実行をクリックして最適化を開始します。
  7. 終了したら、実行名をダブルクリックして結果を表示します。

応力制約に従った質量の最小化

以下に示したオートバイのブラケットは、最小安全係数で定義した応力制約に従って質量を最小化することによって、最適化されています。安全係数を増やすと、加えた荷重に耐えられるように、さらに多くの材料が必要になります。
図 1. 元のモデル
図 2. 安全率1.2での応力制約
図 3. 安全率2.0での応力制約